私たちについて

NPO法人ユーラシアについて

特定非営利活動法人ユーラシアは、岡山県倉敷市を拠点に、岡山県内の自治体から提供された救急車・消防車と、止血帯などの医療物資をウクライナへ送っているNPO法人です。在日ウクライナ大使館から、これらの車両の海外輸送の手続きを行う団体として指定を受けています。

2024年9月4日の出発式で、ウクライナへの出発を待つ救急車
2024年9月4日、岡山県庁前の出発式。写真:岡山県提供

これまでの実績

送り出したもの

  • 14台救急車・消防車
  • 10届け先の自治体
  • 1,385個止血帯
  • 30台車いす
  • 209点医療用衣類

2026年9月時点。車両は送り出した台数です。 便ごとの公的な記録を見る

活動

4つの活動

ミコラーイウカに届いた、津山市消防団の文字が残る消防車
ミコラーイウカ(スームィ州)に届いた消防車。写真:岡山県の発表から

救急車・消防車の輸送支援

岡山県内の自治体から提供を受けた救急車・消防車を、正式な輸出の許可を取得したうえで、ウクライナの自治体あてに送り出しています。受け入れた現地の自治体が、救急搬送や消防の出動に使います。

ウクライナへ送る止血帯

医療物資の購入・輸送支援

止血帯などの医療物資を購入し、戦闘の被害が続く地域へ送っています。これまでに送った止血帯は1,385個です。立ち入りが難しい地域での捜索に使う救助用ドローンも送りました。

ウクライナ文化交流イベントの様子

文化交流イベントの開催

ウクライナと日本の相互理解を深めるため、チャリティーコンサートや交流会を開いています。チャリティーイベントの収益は、車両の輸送費や止血帯などの医療物資にあてています。

机を囲んで話す、ウクライナの方々の集まり

ウクライナ避難民のサポート

岡山県内で暮らすウクライナ避難民の生活支援と、交流の場づくりを行っています。

学校・教育機関の方へ

学校での学びが、
世界を支える行動へ。

ユーラシアは、学校との交流や国際理解の授業を通して、ウクライナの今と人道支援について考える場をつくってきました。生徒の皆さんによる募金活動や文化交流、託された支援金の使いみちの報告など、学校ごとにさまざまな取り組みが生まれています。

学校との活動の記録

どの活動も、学校が公式サイトで公開した記事で確かめられます。活動の写真は、学校の記事でご覧ください。

清心女子高等学校

ノートルダム清心学園 岡山県倉敷市

活動 2件

    • 国際理解
    • 募金・ボランティア

    実施

    ウクライナ交流会

    ユネスコ部の支援活動の報告会と交流会に、当法人のリリヤと、当法人が支援しているウクライナからの避難民の留学生2人が招かれました。生徒の皆さんは、部の募金活動で集めた支援金を当法人に託してくださいました。

    学び報道だけでは分からない戦時下の暮らしの声を直接聞き、支援を一時のもので終わらせないことを考える機会になりました。

    学校の記事の掲載 2023年1月14日

    • 文化交流
    • 支援の報告

    実施(当法人の記録による)

    ウクライナの伝統体験

    当法人のリリヤが来校し、ウクライナの伝統的なお守り「モタンカ人形」の作り方を生徒の皆さんに伝えました。学校の記事によると、1月の交流会で託された募金は現地で止血剤として使われ、その報告を写真とともに受けています。

    学び募金がどう役立ったかを知ることで、支援が形になったことを生徒自身が確かめられました。伝統に触れる体験は、交流を続けるきっかけにもなっています。

    学校の記事の掲載 2023年2月8日

倉敷高等学校

岡山県倉敷市

活動 1件

    • 募金・ボランティア

    実施

    ウクライナ支援の募金活動

    イオンモール岡山から岡山駅へ向かう地下通路で行われたウクライナ支援の募金活動に、生徒の皆さんがボランティアとして参加しました。玉島信用金庫の紹介で、当法人を通じて参加したものです。

    学び参加した生徒の多くにとって、初めての募金活動でした。侵攻から3年が過ぎたウクライナの人々のために、自分たちで動く体験になりました。

    学校の記事の掲載 2025年2月25日

岡山県立倉敷商業高等学校

岡山県倉敷市

活動 2件

    • 国際理解

    実施

    ウクライナ出身のリリヤさんとの座談会

    国際経済科の生徒の皆さんと、当法人副理事長のリリヤ・バビィが座談会をしました(学校の記事では「ウクライナ出身で岡山在住のリリヤさん」と紹介されています)。空襲警報の中での暮らしや、今も続く戦争の現状と平和への思いを、自身の経験から話しました。

    学び学校の記事によると、ニュースでは知り得ない現状を知り、まず現状を知って伝えることが自分たちにできることだと考える機会になりました。

    学校の記事の掲載 2025年8月21日

    • 国際理解

    実施

    国際理解講座

    国際経済科の3年生を対象に、当法人副理事長のリリヤ・バビィが講師を務めました。ウクライナの歴史と成り立ち、今も続く戦争の現状を、自身の体験を交えて話しました。講座の後は、ESS同好会や有志の生徒の皆さんとの懇談会で質問に答えました。

    学び学校の記事によると、ニュースで見ていた戦争の背景を知り、平和な日常が当たり前ではないことを考える時間になりました。

    学校の記事の掲載 2025年12月23日

学びから支援へ、支援から次の学びへ

清心女子高等学校との取り組みでは、募金が役立ったことを生徒の皆さんが知り、交流がその先へ続きました。学校と一緒に取り組むときは、この5つを大切にしています。

  1. 知る

    ウクライナの人から、今の暮らしを直接聞く。

    清心女子高等学校では2023年1月の交流会で、報道だけでは分からない声を聞きました。

  2. 考える

    自分たちにできることを、生徒自身が考える。

    清心女子高等学校ではユネスコ部は、現地へ行けない自分たちにできることを考え続けてきました。

  3. 参加する

    募金やボランティアに、自分の意思で加わる。

    清心女子高等学校では部の募金活動で集めた支援金を、交流会で当法人に託してくださいました。

  4. 成果を知る

    託された支援がどう役立ったかを伝える。

    清心女子高等学校では募金が現地で止血剤として使われたことを、写真とともに報告しました。

  5. 次の学びへ

    文化に触れ、交流を続ける。

    清心女子高等学校ではモタンカ人形の制作を体験し、学校は交流を続けたいと記しています。

清心女子高等学校では、募金活動が交流会より先に始まっていました。順番は学校ごとに違ってかまいません。

学校からの関わり方

いずれも、これまでに学校と一緒に行った形です。今の受け入れの状況や日程は、お問い合わせの際にお伝えします。

救急車・消防車の輸送は、自治体から車両の提供を受けて行う別の事業です。学校から託された支援金をその輸送費にあてたとは表示していません。輸送の歩みは、公表した記録とともにトップページでご覧いただけます。 輸送の記録を見る

学校での取り組みを、ご相談ください。

出前講座や交流会、募金活動への参加など、先生方からのご相談を受け付けています。お問い合わせのページから、学校名と、考えている内容をお知らせください。

2026年9月28日時点

交流の記録

岡山から始まる、
ウクライナとの対話。

2024年6月、駐日ウクライナ特命全権大使が岡山を訪れました。当法人の理事長と副理事長も歓迎の場に招かれ、翌日には、大使と県内に住むウクライナの方々との懇談会で、参加者の取りまとめを担いました。

  1. 17:30〜19:30

    1日目・夕方

    駐日ウクライナ特命全権大使を歓迎する会

    会場
    ANAクラウンプラザホテル岡山
    案内
    岡山県知事の名による

    来岡したセルギー・コルスンスキー大使を迎える会で、県内の経済団体の代表の方々も招かれました。当法人からは理事長の沖 佳則が、県内に住むウクライナの方として副理事長のリリヤ・バビィが出席しました。

    歓迎する会で、あいさつするコルスンスキー大使2024年6月23日
    ホテルの高層階の宴会場。長い食卓の前に立ってあいさつする大使と、着席した出席者

    歓迎する会で、あいさつするコルスンスキー大使(2024年6月23日)

    歓迎する会の終わりに、伊原木知事と大使2024年6月23日
    白い屏風の前で、絵付けの器を手に向かい合う伊原木知事(左)と大使(右)

    歓迎する会の終わりに、伊原木知事と大使(2024年6月23日)

  2. 11:00〜12:30

    2日目・午前

    駐日ウクライナ特命全権大使による講演会

    テーマ「ウクライナの現状を知る!」

    会場
    岡山国際交流センター
    主催
    岡山発国際貢献推進協議会(岡山県商工会議所連合会・岡山商工会議所と共催)

    大使が、ウクライナの今を自らの言葉で伝える講演会です。どなたでも参加できる会として案内されました。

    同じ日、大使は伊原木知事を表敬訪問し、避難民の受け入れへの感謝を伝えました(岡山県の発表)。

    講演会で話すコルスンスキー大使2024年6月24日
    演台で話す大使。後ろのスライドに、ウクライナの国章と「FREEDOM」の文字

    講演会で話すコルスンスキー大使(2024年6月24日)

  3. 2日目・講演会の後

    大使懇談会

    大使と、県内に住むウクライナの方々との懇談

    会場
    講演会と同じ会場
    参加者
    当法人が名簿をまとめました

    講演会の後、大使と県内に住むウクライナの方々が机を囲み、言葉を交わしました。

    講演会の後の懇談会2024年6月24日
    刺しゅうの民族衣装を着た参加者たちと、机を挟んで話す大使

    講演会の後の懇談会(2024年6月24日)

    懇談会の参加者と大使2024年6月24日
    民族衣装を着た方を含む約17人が、会場の前方に並んだ集合写真

    懇談会の参加者と大使(2024年6月24日)

写真はいずれも当日、当法人の理事長が撮影したものです。写っている方の了解を得て掲載しています。

対話から、最初の出発式へ

大使の来岡の後、岡山県の呼びかけで、県内の市町村から救急車・消防車が託されるようになりました。経緯は岡山県の発表のとおりです。

  1. 大使の要請

    2024年6月24日

    知事表敬の際、大使から救急車などの提供について要請がありました。

  2. 県の呼びかけ

    その後

    岡山県が県内の市町村に協力を呼びかけ、多くの市町村や消防組合が提供の意向を示しました。

  3. 覚書

    2024年8月16日

    岡山県と在日ウクライナ大使館が、消防車両等の提供に関する覚書を結びました。

  4. 最初の出発式

    2024年9月4日

    真庭市から提供された2台の出発式が、岡山県庁前で開かれました。

  5. 当法人の役目

    いま

    当法人は車両の輸出の手続きと海上輸送を担い、これまでに14台を送り出しました。

県の呼びかけは、知事表敬の際の大使の要請に応じたものです(岡山県の発表)。

出典

行事の名称・日時・会場は、岡山県知事名の案内状、岡山県国際課の当日の案内、講演会の開催案内、当法人の参加者名簿によります(いずれも当法人が保管。参加者の個人情報を含むため公開していません)。

2026年9月28日時点

活動の歩み

これまでと、これから。

  1. 岡山県の認証を受け、特定非営利活動法人として設立実施済み

  2. 駐日ウクライナ大使が来岡し、知事を表敬訪問。大使の要請を受け、岡山県が県内の市町村へ救急車などの提供を呼びかける(岡山県の発表)実施済み

  3. 岡山県と在日ウクライナ大使館が、消防車両等の提供に関する覚書を締結実施済み

  4. 岡山県庁前で第1回の出発式。真庭市の救急車・消防車実施済み

  5. 第1回の車両がボロディアンカ(キーウ州)に到着(岡山県の発表)実施済み

  6. 岡山県と確認書を取り交わし、在日ウクライナ大使館から指定を受ける実施済み

  7. 第2回を送り出す。倉敷市の救急車・笠岡市の消防車実施済み

  8. 第3回を送り出す。津山市の消防車2台実施済み

  9. 第4回が出港。救急車2台・消防車2台(岡山県の発表)実施済み

  10. 第5回が出港。消防車4台に、車いす30台・医療用衣類209点を積む実施済み

  11. 第5回の消防車4台が到着(岡山県の発表)実施済み

  12. 第6回の準備を進めています計画中

メッセージ

理事長・副理事長から

理事長メッセージ

理事長:沖佳則

理事長:沖佳則

「絆が紡ぐ、命の架け橋」

20年以上前、初めてウクライナの地を踏んだ日の記憶は、今も鮮やかに私の心に刻まれています。

豊かな黒土に広がる黄金色の麦畑、澄み切った青空、そして何よりも、温かく迎えてくれた人々の笑顔――

これらの思い出は、私たちに深い絆と信頼をもたらしました。

文化交流を通じ、心と心が通い合う絆を築いてきたウクライナ。

しかし今、その平和な日常は戦火により引き裂かれ、かつて私たちを迎えてくれた人々が危険にさらされています。

「日本から届いた救急車と止血帯で、多くの命が救われています」という現地の報告は、私たちの支援が単なる物資以上の「希望」であることを示しています。それは、「あなたたちは一人じゃない」という温かなメッセージそのものです。

20年以上の信頼と絆があるからこそ、私たちの支援活動は確かな命の架け橋となっています。過去への感謝と未来への責任を胸に、これからもウクライナの人々と共に歩み続けます。

どうか、皆様のお力添えをお願い致します。

一人一人の想いが集まれば、大きな希望の光となり、ウクライナの未来を照らす確かな架け橋になると信じています。

副理事長メッセージ

リリヤ・バビィ

リリヤ・バビィ日本在住ウクライナ人

「私たちが紡ぐ、希望の架け橋」

戦争が始まり、故郷で起きる悲劇に胸を痛めながら、「ウクライナのために何ができるのか」を問い続けてきました。

砲火の中で傷つく子ども、医療の届かない現場、救助が間に合わない家族――その一人一人の姿が、私たちの心に深く刻まれています。

日本の皆様から寄せられる寄付は、単なる金銭のやり取りではなく、命をつなぐ行動そのものです。

1台の救急車が、命の危機に瀕した人々を救うように、あなたの一歩が未来への希望となるのです。

「遠い国の出来事」ではなく、「隣人への支援」として、共に手を取り合い、ウクライナに大きな希望の架け橋を築きましょう。

「ありがとう」が届いています

あなたの支援で救われた笑顔があります

※ご本人の安全に配慮し、お名前はすべて仮名としています。写真はイメージです。

救急車がつないだ小さな命

— One Person’s Story —

爆撃を受けた建物と救助活動

突然の爆発、倒れた娘。

その朝、5歳の娘アナスタシアが「お父さん!」と駆け寄った瞬間、砲撃が始まりました。

窓ガラスが砕け、飛び散った破片が彼女の足に突き刺さり、血が溢れました。

必死に止血しましたが、出血は止まらず、娘の顔は次第に青ざめていきました。

爆撃を受けた建物と救助活動

日本からの支援が命をつなぐ

その時、日本から届いた救急車が駆けつけました。隊員がCAT止血帯で出血を抑え、娘は病院へ搬送されました。

迅速な処置のおかげで命の危機を免れ、感染症の心配もなくなりました。

もしこの救急車と止血帯がなかったら、娘は助からなかったかもしれません。

民族衣装を着た父親と娘(イメージ写真)

「ありがとう」を届けたい

翌日、娘は目を覚まし、「パパ…もう大丈夫」と微笑みました。

その笑顔を見た瞬間、涙が溢れました。あなたの支援が、この小さな命を救ってくれたのです。

心からの感謝を――本当に、本当にありがとうございます。

砲撃を受けた様子

「もし止血帯がなかったら…」と思うと恐ろしく…

砲撃を受けた際、母が私をかばってくれ、破片で腕を負傷して大量出血しました。近くにいた救護ボランティアが日本からの支援で届いた止血帯を使い、すぐに処置をしてくれました。

崩壊した建物の救助活動

ドローンがなければ、私はここにいなかった

爆撃を受け、私は瓦礫の下に閉じ込められました。助かる望みはほとんどないと感じていました。しかし、日本からの支援で提供された救助用ドローンが私の居場所を特定。命を救ってくれた皆さんに、心から感謝しています。

医療支援物資

医療セットが父の命を救ってくれました

戦闘で父が胸を負傷し、大量出血していました。支援で届いた緊急医療セットのガーゼや止血剤を使い応急処置を施しました。もしこの医療セットがなかったら…。心から感謝しています。

次の1台を、キーウへ。

150円で1km。あなたの寄付が、救急車を前へ進めます。

次の1台は、いま944km地点。キーウまであと9,056kmです。

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